68歳男性神戸市議 の罪と罰/栄木真由美議員に暴行?

またも、地方議員に関するニュースが飛び込んできました!

◆何があったのか?

6月1日午後6時頃、神戸市内の飲食店で、労働組合の懇親会が開かれ、68歳の男性の神戸市議会議員も参加していました。
しかしそこへ、神戸市議会で後輩にあたる栄木(えいき)真由美市議(39)が参加していることを発見するや「何で来たんや!おまえに来られると困るんや。帰れ!」などと罵倒しました。
さらに男性市議は栄木市議を板の間に正座させ、約15分間、「俺が親しくしている人たちの集まりや。マナーをわきまえろ」などと説教をしました。
栄木市議が「そろそろ失礼します」と立ち上がろうとすると「まだ話は終わっていない」と言いながら右腕をつかみ、上方にひねり上げたということです。

◆結果はどうなったのか?

栄木市議は翌日になっても腕の痛みがひどかったため、病院でレントゲン検査を受けたところ「右肘の捻挫で加療1か月を要する」と診断されました。
自民党神戸は20日に男性市議に対して、以下の抗議文を提出しました。
「先輩議員という立場を利用した新人議員への行き過ぎた嫌がらせは、立場を悪用するもの。保身のための詭弁(きべん)を弄し、反省の態度が見られない。責任ある態度を示すことを要求する」
さらに栄木議員側は、兵庫県警灘署に被害届を提出しました。

◆なぜ、そんなことをしたのか?

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(栄木真由美市議)
無所属の男性市議は阪神大震災があった1995年に初当選した5期目のベテラン議員です。一方、自民党神戸所属の栄木市議は、昨年初当選した新人議員です。
2人の選挙区は同じ東灘区で、票を食い合う関係にあります。新人議員とはいえ、自民党所属で聡明な若手議員は目の上のタンコブだったのでしょう。

◆男性市議の罪と罰

男性市議は腕をねじ上げてしまっているので、暴行の故意があります。暴行の故意で傷害の結果を生じさせれば傷害罪が成立するというのが判例の立場です。
傷害罪は刑法204条により、15年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられます。

◆まとめ

男性市議の行為は「いじめ」の領域であり、傷害の結果まで発生しています。真摯に反省し、栄木市議に謝罪し、罪をつぐなうべきでしょう。
栄木市議の傷は「今でも痛みが残っており、患部を固定している」状況ということです。
罪が償われ、腕の傷が癒えたころには、2人の間にうまれた溝も修復されることを期待します。

コメント

  1. この件につきましては、3月5日付で、神戸地検は、不起訴(嫌疑不十分)とされました。
    このログにつきまして、ご配慮頂ければありがたいです。

  2. トンボ より:

    不起訴となられたことに鑑み、表現を修正させて頂きました。

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