神戸小1女児不明/防犯カメラを飛躍的に増やし子どもを守ろう

神戸市長田区で、小学1年の女子児童が行方不明となってから4日経過しました。
事件・事故の両方の可能性があり、女児の安否が心配されます。

◆失踪当日の女児の足取り

以下、失踪当日の足取りをまとめてみました。
午後2時45分、担任の教師に「さようなら」と元気よくあいさつをし、下校しています。
午後3時ごろ、近くに住む祖母の家に寄ったあと、1人で外出しました。
午後3時15分ごろ、祖母の家から400メートルほど離れたコンビニエンスストアの防犯カメラに、青い日傘を差して歩く女児の姿が映っていました。
午後3時半に、クラスメート2人と友人の家で待ち合わせをしていたが、約束の時間になっても、姿を見せませんでした。
午後4時ごろ、公園で1人で遊ぶ女児の姿が、防犯カメラに映っていました。
午後4時半ごろに祖母の家の近くにある幼稚園の前で目撃されています。
午後5時ごろ、少し離れた交番の近くで、複数の児童らに目撃されています。
午後5時半ごろ、祖母の家から600mほど離れた別の公園の東側にある階段を使って道路の方に出て行った姿を、複数の児童が目撃しました。
このように、神戸市内ということもあって、割とたくさんの人に目撃されています。
気になるのは、クラスメートとの約束の時間に現れなかったことと、午後5時半に目撃されている「別の公園」です。
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(別の公園)

◆防犯カメラを飛躍的に増やす方法

子どもの行方不明事件を防ぐため、また、行方不明事件が起きてしまった場合には早期に探し出すため、目撃情報は多ければ多いほど良いわけです。
確かな目撃情報を確保する方法として防犯カメラの設置がありますが、防犯カメラの設置には設置場所の問題とコストの問題があり、急な増加は期待できません。
しかし、防犯カメラを飛躍的に増やす方法があります。
自動車への防犯カメラ搭載を義務付けるのです。
以前、アメリカでも自動車ブラックボックスの義務化が話題となりましたが、同様のことを日本でも検討しようという訳です。
各車両が絶えず道路や街並みを撮影・保存していれば事件・事故が発生したとき、目撃情報が飛躍的に伸びる可能性があります。
また、常に監視されている目が増えることにより、事件・事故に対する抑制効果が期待できます。
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(女児の捜索)

◆監視社会への懸念

防犯カメラもそうですが、この手の議論には「監視社会」への懸念と批判がつきまとい、おそらく反対の声が強く沸き上がるでしょう。
当然、行き過ぎた監視社会はデメリットの方が大きくなります。撮影データの取り扱いには厳正なルールが必要でしょう。
特に、撮影データの帰属は自動車所有者とするべきであり、捜査へ活用する際は、自動車所有者の任意の協力という形が大前提となります。

◆まとめ

監視社会への懸念と批判はありますが、事実として、防犯カメラは事件・事故の抑制に、また、事件・事故発生時の早期解決に一定の効果を上げています。
これらの効果と随伴するデメリットを冷静に議論すべきだと思います。
事件・事故を起こさない強い気持ち。
そして、それを側面から協力に支えるエビデンス(撮影データ)。
これが、事件・事故の発生を抑止するベストな組み合わせではないでしょうか。
今回の件もたくさんの情報が寄せられることにより、事態が早期に解決されることを願います。

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