川西中2男子切りつけ事件 【検証】 佐世保小6女児切りつけ事件の共通点とは?

◆川西中2男子切りつけ事件
9月2日、兵庫県川西市内の中学校で、2年生の男子生徒
(14)が同学年の男子生徒(14)の首と左腕をカッター
ナイフで切りつける事件が起きました。
切られた生徒は全治2週間の軽傷を負いました。兵庫県警
川西署は、切りつけた生徒を現行犯逮捕し、動機などを
調べています。
141002_兵庫県警川西署.jpg
(兵庫県警川西署)
◆思い出される10年前の事件
今回の事件を聞いて、思い出されるのは佐世保小6女児
切りつけ事件です。
この事件は、2004年6月1日、長崎県佐世保市の市立
小学校で、6年生の女子児童が同級生の女児にカッター
ナイフで切りつけられ亡くなった事件です。
加害者が小学生の女子児童であり、学校が事件現場と
なったことから、世間に大きな衝撃と波紋を広げました。
141002_事件のあった小学校.jpg
(事件のあった佐世保市の小学校)
◆佐世保小6女児切りつけ事件との共通点とは?
この2つの事件にはいくつかの共通点があげられます。
(1)犯行場所
川西の事件は、中学校の教室前の廊下で行われています。
一方、佐世保の事件では、加害女児が被害者を小学校内
の学習ルームに呼び出し、犯行に及んでいます。
ともに、学校という日常的な空間があえて犯行場所に
選ばれていることが、不思議な共通点となっている訳です。
(2)犯行時間
川西の事件は、中学校の昼休み時間の、午後1時15分
ごろ発生しています。佐世保の事件も、発生は給食時間で
あったということです。
これらは白昼の、他の生徒たちや教師がいる時間帯であり、
そこには、事件を隠して逃げおおせようという意図は感じ
られません。
犯行に計画性があるようで、実は行き当たりばったりの
犯行であり、大人ほど狡猾にはなりきれていない幼稚さが
感じられます。
(3)同級生であること
川西の事件は、中学2年の同級生同士の間で起こりました。
佐世保の事件も、小学校6年生の同級生同士でした。
特に佐世保の事件では、お互いにパソコンでチャットや
掲示板に書き込みをする仲でした。
中学2年の男子生徒たちはどうだったのでしょうか?
LINEでもしていたのでしょうか?そして、LINEの
書き込みに腹を立てた末の犯行なのでしょうか?
◆まとめ
加害生徒は、被害生徒の首の後部を切りつけていました。
相手を傷つける強い気持ちが感じられます。
2人の間に何があったのか?
このような事件が繰り返されないように、しっかりと
解明されるべき問題です。

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