片倉弘貴・町議の罪と罰 【画像】 自転車を持ち去り・所持金8円

2014年10月9日、放置自転車を持ち去ったとして、京都府警中京署は岡山県和気町の片倉弘貴・町会議員(29)を逮捕しました。

◆放置自転車を持ち去り

逮捕容疑は9日午前3時半ごろ、京都市内の歩道上で、何者かが盗んだ後、放置されていた同市中京区の男性(44)の自転車を拾い、そのまま横領したというものです。
その約4時間後、路上を片倉容疑者が自転車で通行していたところを、持ち主の男性が偶然見かけて110番。駆けつけた署員が職務質問し、犯行が発覚しました。
片倉町議は「自転車で鴨川でも見に行こうと思ったが、途中でしんどくなった」「足代わりに使えると思った」と容疑を認めているということです。
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(片倉弘貴・町議1)

◆片倉弘貴・町議の罪と罰

片倉町議は占有離脱物横領容疑で逮捕されています。
落し物などの他人の物を横領すると、刑法第254条により占有離脱物横領罪が成立し、1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料が科されます。
しかし、片倉町議にはもう一つ大きな罪があります。今年3月末から、岡山を離れ各地を放浪しており、議会の本会議をすべて無断欠席しているのです。
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(片倉弘貴・町議2)

◆所持金8円

片倉町議は家族にも町にも行先を告げておらず、家族からは行方不明届が出ていました。
岡山を離れた理由については「議員活動がうまくいかず嫌になり、岡山を飛び出した」と話しています。逮捕当時、片倉町議の所持金はわずか8円でした。
和気町議会の安藤勝介議長(70)は「若者と地域を盛り上げる『地域おこし協力隊』という活動も行っており、長い間、議会活動をしてくれると思っていたので残念」と話しています。

◆まとめ

片倉町議は、世界遺産でファッションショーを企画したり、東京・大阪・岡山でアート展示会を開催したりと、異色の経歴をもった人物でした。
地元和気町の人々は、その企画力と実行力に期待し、20代の若者に町会議員の重責を任せたのではないでしょうか。
困難にぶつかったからといって、無断で逃げ出すなど子どものやることです。文化祭のノリでは、地方行政は取り仕切れません。
罪を償い、大人の責任を学んでから、再チャレンジしてほしいと思います。

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