倉持安幸 市議の罪と刑罰 【千葉・大網白里】 議会欠席しカラオケ

2014年12月3日、千葉県大網白里市議会は、市議会本会議を欠席しカラオケ大会に出席した市議に対する辞職勧告決議案を可決しました。
◆議会欠席しカラオケ
問題となっているのは4期目の議員で自民クラブに所属する、倉持安幸 市議会議員(64)です。
カラオケ大会は、開会中だった定例議会で一般質問のあった11月19日、市役所に隣接する市保健文化センターで行われ、倉持市議は同日午後、議会に届け出て本会議を欠席したということです。
決議は、「本会議を欠席して市老人クラブのカラオケ大会に参加していた事実は誠に遺憾であり、市議会の品位と名誉を著しく傷つける」と指摘していますが、決議に法的拘束力はありません。
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(倉持安幸 市議・画像)
◆倉持安幸 市議の罪と刑罰
倉持市議は、本会議がある日の午後に議会に届け出て、本会議を欠席したということです。
「大網白里市議会会議規則」第2条には、「議員は、事故のため出席できないときは、その理由を付け、当日の開議時刻までに議長に届け出なければならない」と定められています。
欠席理由を「カラオケ大会出席のため」と書いたかどうかは分かりませんが、形式上は規則に則った手続きを踏んでいます。つまり無罪です。
このため、議会も規則に則った「懲罰」という形ではなく、法的拘束力のない「辞職勧告決議」という形をとったのかもしれません。
規則違反をしなければ何でもしてよいという訳ではなく、ルールの前には常識があり、そのルールを支える「いしずえ」を無視してはならないのです。
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◆まとめ
倉持市議は辞職勧告決議について「真摯(しんし)に受け止める。出処進退はこれから考える」と答えながら、任期(2015年11月30日)を全うする考えも示しているそうです。
往生際が悪いとはこのことです。
カラオケをともに歌った老人クラブの方々は、その考えを支持してくれるのでしょうか?

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