44歳無職男の罪と刑罰 【茨城・高萩】 空腹でコンビニ強盗

茨城・高萩市のコンビニエンスストアで、商品を奪って逃げたとして、44歳の男が逮捕されました。

◆空腹でコンビニ強盗

強盗の容疑で逮捕されたのは、44歳の無職の男です。
男は、2014年12月23日、コンビニの店員をペーパーナイフで脅し、パンなど1,450円相当を奪った疑いが持たれています。
防犯カメラに映った映像を公開したことから情報が寄せられ、逮捕につながりました。男は、「空腹に耐えられなくてやってしまった」と容疑を認めています。

◆細貝幸雄 容疑者の罪と刑罰

男は、コンビニの店員をペーパーナイフで脅し、パンなど1,450円相当を奪った疑いが持たれています。
この行為は強盗罪を構成し、刑法第236条第1項により、5年以上の有期懲役が科されます。
有期懲役は、刑法第12条第1項により、原則として1ヶ月以上20年以下の期間が指定されるので、結果として強盗罪は5年以上20年以下の懲役ということになります。

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◆過去のコンビニ強盗の量刑

今回と似たケースの事件としては、2014年5月9日に宮崎県で発生したコンビニ強盗事件が上げられます。
この事件で73歳の無職の男は、コンビニで包丁をレジカウンターに突き立てて従業員を脅し、コーヒーと焼酎を奪ったとして、強盗罪などで宮崎地裁に起訴されました。
地裁は公判で「生活保護費などで生計を維持する中で刑務所に入ることを期待し、焼酎も飲みたかったなど動機は身勝手」と指摘しました。
判決は懲役5年の求刑に対し、懲役3年2ヶ月を言い渡しました。

◆まとめ

2013年の全国の刑法犯全体の摘発率は30・0%ですが、コンビニ強盗だけでみると65・3%に跳ね上がり、コンビニ強盗の検挙率の高さが伺えます。
コンビニは防犯カメラが整備されており、深夜のレジ稼働を最小限に抑えるなどの対策が徹底されているためです。
それでもコンビニ強盗は発生します。空腹は理性を狂わせてしまうのです。長期的な防犯対策としては、経済成長や失業率の低下など、息の長い対策が必要となってくるのでしょう。

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