横浜・河川敷死亡事件【疑惑?】犯人の高校生3人の供述は本当か?

横浜の河川敷で、当時17歳の専門学校生が死亡した事件の続報です。犯人の高校生3人が言っていることは本当なのでしょうか?

◆横浜・河川敷死亡事件

この事件は2014年12月、横浜市鶴見区の鶴見川の河川敷で、当時17歳の専門学校生が友人の男子高校生3人に暴行されたうえ、死亡したものです。
4人は河川敷で飲酒をしており、泥酔した専門学校生を起こすためという理由で、高校生3人は殴る蹴る・川に落とすなどの暴行を繰り返し、最後は河川敷に放置しました。
専門学校生は半月後の2015年1月7日、現場から110メートルほどの上流で遺体となって見つかり、司法解剖の結果、死因は溺死であることが分かりました。
2015年4月11日、神奈川県警少年捜査課などは、高校生3人を暴行と保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。
150413_横浜・河川敷死亡事件・犯人の高校生3人の供述は本当なのか?.jpg

◆山手線ゲーム

その後の調べで、飲酒していた4人の中で、死亡した専門学校生の飲酒量が最も多く、飲酒を強要された可能性があることが分かりました。
事件当時、4人は現場近くのコンビニで700mlの焼酎1本や375mlのウォッカ1本などを購入して、いわゆる「山手線ゲーム」をしていました。
山手線ゲームとは、駅の名前を順番に言って、間違えた人が酒を飲むというものであり、確率からいけば、4人同じように間違えるはずですが、結果は専門学校生ひとりに飲酒量が偏っています。
高校生3人が結託して、専門学校生がゲームに負けるように仕組み、飲酒を強要したという事実があったのではないでしょうか?

スポンサードリンク

◆犯人の高校生3人の供述は本当か?

また、逮捕された高校生3人が、酒の空き瓶を密かに処分していたことが新たに分かりました。
飲酒の発覚を免れるためとも考えられますが、しかし、真夜中から明け方まで家にも帰らずに酒を飲むような若者が、いまさら飲酒の発覚を恐れるでしょうか?
こうなると3人の供述のすべてが信用できなくなってきます。
暴行を加えたのは「寝ていたので起こそうとした」のではなく、寝る前から暴行を加えていたのではないでしょうか?
救急車を呼ぶのを止めたのは「酒を飲んだのがばれるから」ではなく、「暴行が招いた結果」が発覚するのを恐れたせいではないでしょうか?

◆まとめ

現時点では、上記は全て推論であり、状況から仮説を立てているに過ぎませんが、警察も事件のいきさつに疑問を持ち、事実関係を詳しく調べているようです。
そもそも、明け方の気温が3.5度という寒空の下に、泥酔した人間を放置すること自体、「死ぬかもしれないし、そうなっても構わない」という未必の故意が成立するのではないでしょうか。
そうなると、殺人罪へとステージが上がることになります。
(関連記事)
【千葉・船橋】少女不明・生き埋め事件の犯人4人を徹底解説
【千葉・船橋】18歳少女を埋めた少年らの罪と罰・カギ握る成人男
横浜・17歳少年3人の罪と罰は?酒に酔った友人に暴行を加え放置
川崎中1事件・最新供述をまとめると明らかとなる3少年の犯行の状況
川崎中1事件・18歳少年らの飲酒は罪や刑罰に影響を与えるのか?
川崎中1事件・18歳リーダー格逮捕!少年はどのような評判の人物か?

コメント

  1. ck より:

    大変重要な点にお気づきになったと思います。この事件は背景にもの凄いことがあって、逮捕までに3ヶ月以上もの時間がかかっています。容疑の高校生そのものは被害者のご遺体の発見の翌日にはわかっていますし、本人達も全てを認めています。事件の内容そのものもそうなのですが、この事件で県警がすぐに逮捕することに非常に躊躇したことは、被害少年の通っていた専門学校とその代表者に重大な疑惑というか問題が持ち上がっていたことが大きいです。とても内容は言えませんけど。半端じゃないですからね。その最中に起こった事件で、この事件が公になることで、そちらの問題までも世間からクローズアップされることを恐れたというのが本当のところです。ですから、この学校の代表者はもうすぐ亡くなる事が分かっていたので、亡くなったら県警はすぐに高校生3人の逮捕に踏み切っています。お葬式で棺桶を出した後に、その直後に逮捕しているわけですから。ちなみに、この事件でダラダラ3ヶ月もかけている最中に、近くでよく似た川崎多摩川のあの少年事件が起こってしまいました。要するにダブルで引き起こしたことになるんですよね。県警が悪いとは言いいませんよ。県警だって仕方がなかったんですから。ただ、教育機関たる横浜の専門学校とその代表者、関係者には絶対に道義的な責任はありますよ。誰が何と言おうと。学校として存続する資格も価値もないと思っていますが、一応歴史ある名門とされているので、今でも何もなかったように普通に開校していますし、この学校と極めて近い関係にある横浜市金沢区にある老舗料亭も普通に営業しています。こんな体たらくだから、神奈川県は事件、特に少年事件が多いと思っています。犯罪被害者の支援の会や市民オンブズマンの方は本当に良く理解してくれて、協力してくれています。この事件はまだまだ生きています。確かにこの事件の審判は終わりましたが、後継の川崎の事件の裁判は、最後の最後の少年がまさかの無罪主張をして控訴をして控訴審が続いていきます。弁護側は絶対的に不利なんですから、いろいろな角度から触れて、全てを明らかにすればいいと思うんです。全て明らかにすればなればいいんです。
    貴重な内容の事件を取り上げていただき、本当にありがとうございます。被害少年とご遺族の救済を第一に願っています。

  2. トンボ より:

    コメントありがとうございます。
    すべての事件にはそれぞれの背景があり、事件は必然的に生まれているのかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました