酒上太造・姫路市議会議員の記者会見における3つの失敗点とは?

兵庫・姫路市議会の酒上太造議員が、二股不倫や暴行の疑いで話題となっています。
これらの問題を釈明するため開いた記者会見は、非常に評判が悪く失敗に終わりましたが、では一体、何がいけなかったのかを整理したいと思います。

◆1.記者会見のタイミング

警察とマスコミは繋がっており、両者はほぼ同時に動くと考えて差し支えありません。
酒上議員は、5月15日に警察に告訴状を出されており、5月28日には議員辞職を求める「陳情書」を市議会にまで出されています。
これらの時点で情報はマスコミに漏れるのだから、迅速に記者会見すべきでしたが、実際に会見を行ったのは、6月16日でした。
このため、フライデーのスクープ記事として取り上げられてしまい、必要以上に事態が大きくなってしまったのでした。

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◆2.謝罪の伝え方

テレビで記者会見を見た限り、酒上議員が行ったのは、謝罪会見ではなく、自分の身の潔白を証明しようとする、「釈明会見」となっていました。
気持ちは分かりますが、記者会見における謝罪下手は命取りであり、まずは世間を騒がせた事に対する謝罪をキチッと行うべきでした。
日本が「侘びと寂び」の文化である事は分かっているはずです。
自分の意見を主張する前に、まずは他人を思いやる気遣いがなければ、記者会見で余計に反感を買い、多くの国民・市民に受け容れられない結果となるでしょう。

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◆3.NGワード

記者会見におけるNGワードはいくつかありますが、「私たちは被害者です」という言葉・態度もNGワードに含まれます。
酒上議員は、「女性が先に頬をひっぱたいた」事をことさらに強調しており、まさにNGな言葉・態度といえます。
NGワードを繰り返せば、記者を怒らせ、記者が書く原稿を読む国民・市民を怒らせることになるでしょう。

◆まとめ〜酒上太造議員の記者会見〜

このように、酒上議員の記者会見には何点か問題があり、結果として会見は失敗だったと言えます。
釈明にも失敗したという事になりますから、潔く議員辞職を決断すべきでしょう。
警察は、暴行容疑で捜査を進めています。
逮捕される前に辞表を提出すれば、「社会的制裁を受けている」と見なされ、不起訴もしくは軽い刑で済む可能性もあります。
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