【滋賀・東近江】食事作法を巡り父親を撲殺・トラック運転手の罪と罰

2015年6月20日、父親を殴ってけがを負わせ死亡させた男が逮捕されました。

◆食事作法を巡り父親を撲殺

傷害の疑い(後に傷害致死)で滋賀県警東近江署に逮捕されたのは、滋賀県東近江市建部堺町に住む40歳のトラック運転手の男です。
男は、20日午後8時半ごろ、自宅で父親(73)と口論になり、父親の顔面や頭部を拳で5〜6回殴った疑いが持たれています。
当時、家族5人で夕食をとっており、父親と食事の作法をめぐる言い争いの末、父親に頭を叩かれたのに腹を立て、殴り返したという事です。
消防が駆けつけた時、すでに父親に意識はなく、病院に運ばれましたが、外傷性くも膜下出血で死亡しました。

◆トラック運転手の罪と罰

男は、自宅で父親と口論になり、父親の顔面や頭部を拳で5〜6回殴り、死亡させた疑いが持たれています。
人の身体にケガを負わせ死亡させる行為は、刑法第205条の「傷害致死罪」を構成し、法定刑は3年以上(20年以内)の懲役となります。
親族間の罪を軽減させる「親族相盗例」の規定は、傷害致死罪には適用されません。

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◆過去の類似した事件の判決

過去の類似した事件としては、2009年に青森県で発生した傷害致死事件が上げられます。
この事件で、当時 歳の息子は、当時72歳の父親の言動に腹を立て、顔面や頭部を拳で殴り、小鉢の破片で切りつけるなどの暴行を加え、死亡させました。
青森地裁は公判で「短絡的で身勝手な被告の犯行に、酌むべき点はない。父親に馬乗りするなど暴行の態様も悪質」と非難しました。
一方で、「酒を飲んだ上での偶発的な犯行」である事を考慮し、懲役12年の求刑に対し、懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

◆まとめ

またも大人になりきれない40歳の「子供」による事件の発生です。
「食事作法をめぐる争い」とありますが、箸の握り方でも注意されたのでしょうか?
家族団らんのひと時を修羅場に変える「子供」には、酌量の余地はありません。
刑務所の食事で、刑務官から箸の握り方を教えてもらうと良いでしょう。
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