【和歌山・強盗殺人】建設会社の70歳社長を絞殺した犯人の罪と罰

2015年8月6日、和歌山市の住宅で建設会社の社長が死亡しているのが見つかりました。

◆和歌山・強盗殺人事件

死亡していたのは、和歌山市神前に住む、建設会社の社長を務める男性(70)です。
社長が1階の寝室で倒れているのを、ゴルフの約束で訪ねてきた知人の男性が見つけて、110番通報しました。
社長の首には、ヒモのようなもので絞められた痕があり、室内が物色されていたことから、警察は強盗殺人事件として犯人の行方を追っています。

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◆建設会社の70歳社長を絞殺した犯人の罪と罰

今回の事件の犯人は、社長の首をしめて殺害し、寝室のタンスを荒らした疑いが持たれています。
強盗目的で人を死亡させる行為は、刑法第240条の「強盗殺人罪」を構成し、法定刑は死刑または無期懲役という大変重い罪となっています。
なお、最初に殺人を実行し、その後窃盗を思いつき実行した場合は、「殺人罪」と「窃盗罪」の併合罪となり、こちらの方が刑は軽くなるでしょう。

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◆過去の類似した事件

過去の強盗殺人事件としては、2013年12月、埼玉県熊谷市の河川敷で発生した事件が上げられます。
この事件で、64歳のブラジル国籍の男は、300万円の借金を免れるために債権者の男性を殺害しました。
さいたま地裁は公判で、「強固な殺意に基づく犯行」「(被告には)返済を免れるために犯行に及ぶ動機があった」と指摘しました。
判決は、求刑通り無期懲役が言い渡されました。

◆まとめ

今回の和歌山の事件ですが、疑問点がいくつか上げられます。
被害者の死亡推定時刻は午前3時~午前9時ですが、深夜にも関わらず、玄関は施錠されていませんでした。
また、被害者宅には防犯カメラが設置されていましたが、事件時、録画機能が作動していません。
なお、被害者以外の家族は全員外出していましたが、夫婦仲は良好で、「いつも奥さんと仲良く出掛けていた」と近所の人は話しています。
犯人は、被害者の内情を深く知る人物なのでしょうか?
捜査の進展に注目したいと思います。
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