【三重・御浜】行方不明の中2女子を誘拐した犯人の罪と罰

2015年12月11日、三重県御浜町の中2女子が行方不明となっていることが分かりました。



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◆中2女子が行方不明

行方不明となっているのは、御浜町立御浜中学校2年の、14歳の女子生徒です。
女子生徒は、11月18日午前7時25分ごろ、登校するために自宅を出て、そのまま行方が分からなくなりました。
7時半ごろ、通学路沿いにある近くのパチンコ店前を歩く姿が、防犯カメラに捉えられています。
その日の夜、帰宅しないことを不審に思った母親が、三重県警紀宝署に通報しました。
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◆誘拐した犯人の罪と罰

女子生徒は、約1ヶ月近く、行方不明の状態となっています。
残念ながら、誘拐などの事件に巻き込まれた可能性も否定できないでしょう。
未成年者を脅したり騙したりして連れ去り、自分の支配下に置く行為は、刑法第224条の「未成年者略取および誘拐罪」を構成します。
法定刑は、3ヶ月以上7年以下の懲役です。
連れ去り行為が、わいせつ目的であると「営利目的略取および誘拐罪」となり、法定刑は1年以上10年以下の懲役。
身代金を要求したりすると、「身代金目的略取および誘拐罪」で、法定刑は無期、または3年以上の懲役と、格段に厳しくなります。



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◆過去の類似した事件

過去の類似した事件としては、2014年に札幌で発生した、未成年者誘拐事件が上げられます。
この事件で、当時20代後半の男は、「子育てをしたかった」という理由で小学3年生の女の子を連れ去り、6日間、自宅に監禁していました。
警察は、市民からの情報を元に容疑者宅を割り出し、無事に女児を保護。
犯人の男は、未成年者誘拐や監禁致傷の容疑で、起訴されました。
札幌地裁は、「被告人の責任は相当重いが、監禁の状況について緩い部分があった」として求刑12年に対し、懲役7年の判決を言い渡しています。

◆まとめ

今回の三重県の事件では、1ヶ月近く行方不明が続いており、女子生徒の安否が非常に心配です。
こういう時こそ、インターネット社会の情報力を活かして、市民の一人ひとりがアンテナを張り巡らせることが必要だと思います。
それと、防犯カメラの数は、もっとあっていいと思います。
今回のようなケースでは人の探索能力が向上し、犯罪の抑止効果や、交通事故処理も効率化も期待できると思います。
政府や自治体、警察の方は、ぜひご検討を。



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