姫路の体罰 30代教師の罪と罰・最近の子供は殴られ方を知らない?

2015年3月、兵庫県の姫路市立中学校で体罰事件が起きていた事が分かりました。



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◆姫路市立中学の体罰事件

体罰事件を起こしたのは、姫路市立中学校に勤務する、生徒指導の30代男性教諭です。
被害にあったのは、当時中学2年生の男子生徒で、他の生徒とトラブルを起こし、教諭に呼び出されていました。
教諭は指導する中で、生徒の顔を平手で殴り、左耳の鼓膜が破れるけがを負いました。

◆男性教師の罪と罰

この事件は、12月に入って同校の保護者から学校に連絡があり、発覚しました。
姫路市教委は体罰として兵庫県教育委員会に報告し、県教委は処分を検討する見通しです。
地方公務員の懲戒処分には、免職・停職・減給・戒告があります。
「戒告」とは、「ダメじゃないか!」と注意を受ける処分です。
よく似た処分に「訓告」がありますが、訓告は注意を受けるだけ、戒告は人事記録にも残る点で、戒告の方が重い処分と言えます。



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◆刑法上の罪と罰

男性教師は、生徒の頬を平手で殴って、鼓膜を破るけがを負わせています。
他人に暴行を加えけがを負わせる行為は、刑法第204条の「傷害罪」を構成し、法定刑は15年以下の懲役、または50万円以下の罰金です。

◆まとめ

この事件で疑問なのは、3月に発生して、問題の発覚は12月となっています。
教師や学校側が隠蔽したともとれますが、そもそも、生徒の保護者が問題視していなかった可能性もあります。
何より、問題の発覚は、「同校の保護者」からの通報であり、生徒の保護者からではないのです。
以前は教師に殴られる時は「動くな!動いたら鼓膜が破れる危険があるから…」と教師に注意されたものです。
体罰を、1ミリの例外もなく否定する昨今の教育が、殴られ方も知らない生徒を生んでしまったのではないでしょうか?



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コメント

  1. 沼野 より:
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