2017年5月3日に愛媛県今治市で発生した、親子殺傷事件。
事件は、犯人と思われた30代女性の自殺という形で、思わぬ展開を迎えました。
今回は、30代女性の横顔に迫りたいと思います。
◆愛媛今治・親子殺傷事件
この事件は、5月3日午前9時ごろ、愛媛県今治市室屋町7丁目の市営住宅1階で発生しました。
被害に遭ったのは、住人である70歳の男性と、92歳になる男性の母親の2人。
突然部屋に侵入してきた女に、母親は胸を刺され、男性は背中を刺されました。
2人は病院に運ばれましたが、母親は8時間後に死亡し、男性も重傷を負っています。
◆犯人の30代女性は自殺していた
逃げた女について、男性は
「見知らぬ女だった」「小柄だった」
などと証言。
付近の防犯カメラの映像などから、現場から約600メートル南側のマンションに住む30代女性が浮上します。
愛媛県警は5月4日、30代女性の自宅を家宅捜索して自宅から持ち物などを押収し、任意で事情聴取を始めました。
事情聴取は、5月4日午後1時半頃から午後10時半頃まで行われ、いったん終了。
5月5日午前9時ごろ、県警の捜査員が再び任意で事情を聴くために迎えに行ったところ、女性が自殺していることがわかりました。
◆30代女性の家族…両親または夫と子供?
報道によると、
女性は午後11時ごろ今治市内の家族のもとに戻されていた
とされています。
30代女性には、家族がいたようですね。
「家族」とは、両親や兄弟のことを指しているのでしょうか、または夫や子供がいたのでしょうか?
しかし別の報道によると
女性はその後家族に引き渡され、今治市内の実家に戻ったという。
とされています。
県警の捜査員は5日も引き続き任意の事情聴取をするため、午前9時ごろ実家を訪れたが、呼びに行った家族が室内で自殺している女性を見つけた
とも伝えられています。
身元を引き受けた「家族」とは、実家の両親などだったようですね。
おそらく、結婚はしておらず、夫や子供はいなかったのでしょう。
警察は捜査手法について、
適切な事情聴取をしていたと判断している
としています。
自殺についても、
家族に対して注意するよう伝えていた
と説明しているということです。
◆まとめ
2017年4月26日には、今回の事件があった市営住宅の南西約400メートルにある民家でも殺人事件が発生しています。
警察は、2つの事件の関連も調べていたところでした。
30代女性は、これらの事件について何も語ることなく、被害者と同じ世界にいってしまいました。
両事件の被害者のご冥福をお祈り申し上げます。
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