さいたま・殺害された小4男児の『家族』~犯人は無職の義父、母親は高校の養護教諭、実の父親と兄の存在

2019年9月17日、さいたま市で小学4年生の男児が殺害される事件が発生しました。

今回は、男児の父親や母親など『家族』の情報を踏まえ、事件の背景を探ります。

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◆さいたま・小4男児殺害事件

この事件は、9月17日夕方に発生しました。

小学校4年生の男児が、英会話教室に行く途中で行方不明となり、翌18日午前0時40分ごろ、遺体で発見されたのです。

遺体が発見された場所は、さいたま市見沼区大谷にある集合住宅の敷地内です。

現場は教職員住宅で、男児とその家族もここで暮らしていました。

亡くなった男児が見つかったのは、ガスや水道などのメーターや配管が入っている「メーターボックス」と呼ばれるスペースでした。

メーターボックスは、高さがおよそ1メートル80センチ、幅が60センチ、奥行きが40センチほどです。

メーターボックスは業者が定期的に見回るため、通常は鍵はかかっていません。

◆被害者の9歳男児

被害男児の年齢は9歳

さいたま市立大谷(おおや)小学校の4年生でした。

男児は明るく元気な児童で、クラスに友達も多く、勉強にも意欲的に取り組んでいました。

家族や友達とのトラブルもなかったということです。

発見された時、男児はTシャツに半ズボン姿で靴は履いておらず、首には絞められたような痕がありました。

◆母親は高校の養護教諭

男児の母親は42歳で、高校の養護教諭を務めています。

事件当日は、午後8時すぎに母親が仕事から帰宅しましたが、息子がいなかったため、午後8時20分頃、

息子が英会話塾から帰ってこない

と、110番通報しています。

母親は普段、男児の担任の教諭に対し、

(息子が)ものをなくしちゃう傾向がある。紅白帽がなくなっちゃった

と、相談を持ちかけていました。

◆犯人は無職の義父

亡くなった男児は、義父と母親と3人で暮らしていました。

義父は母親の再婚相手で、年齢は10歳年下の32歳

広島県呉市の出身で、広島城北高等学校、東洋大学の社会学部社会福祉学科を卒業しました。

2人はSNSを通じて知り合い、結婚しました。

義父の職業は無職で、いつも家に居て、ふさぎ込むことが多かったといいます。

男児とは折り合いが良くなかったという話は、他の父兄の間でも出ていました。

最後に男児の姿を見たのも義父で、

息子はきのう学校から帰ったあとに、大宮駅近くにある英会話塾に行くと言って家を出た

と警察に説明しています。

そして事件の翌日、警察は義父を男児の死体遺棄容疑で逮捕しました。

殺害をほのめかす供述も始めており、警察は容疑を殺人に切り替える見込みです。

◆実の父親と兄の存在

男児の実の父親は、母親より年上で、剣道が得意な教師です。

埼玉県内に一戸建て住宅を購入して住んでいましたが、結婚から4~5年で離婚してしまいました。

実の父親と母親の間には、男児以外にもう一人、兄がいました。

兄は実の父親と同居しており、男児は周囲に

お兄ちゃんを連れていかれてしまった

と寂しそうに話していたことがあります。

◆祖父

被害男児の祖父は、男児について、

私から見れば男としては優し過ぎないかなというくらいでした

と話しました。

一番知りたいことは、犯人が見つかって何でそんなことをしたのかと

と、憤りも口にしています。

◆まとめ

これまで見てきたとおり、被害男児は3人家族で、教職員の母親と無職の義父がいました。

母親と義父は再婚で、男児には離れて暮らす実の父親と兄の存在があります。

複雑な家庭環境が、今回の事件を起こしてしまったことは否めません。

しかし、家族にはそれぞれ事情があり、殺人犯と再婚してしまった母親を責めることはできないでしょう。

亡くなられた男児のご冥福をお祈り申し上げます。

◇編集後記

日本で起こる殺人事件の半分以上は、親族間で起きているのだそうです。

親が子に手をかける事件は、なぜ無くならないのでしょうか?

そんな疑問の答えを探ろうとする本がこちら。

著者は、テレビやラジオでも発言するノンフィクション作家。

この本では、事件を起こした親の生育歴を遡ることで、最悪の事件が発生するメカニズムを分析しています。

コメント

  1. 蟋蟀 より:

    父親は義理です。
    ニュース番組の新聞を読み上げるシーンで映った新聞に、書いてあった。やっぱりという結果になりそうな事件だな。

  2. […] […]

  3. […] […]

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