台風19号の被害状況【時系列まとめ】竜巻発生、住宅倒壊、大規模停電、土砂崩れ、橋の崩落、ダムの緊急放流…

2019年10月12日に日本に上陸した台風19号は、地球史上最大級とも言われています。

今回は、台風19号の被害についてまとめます。

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◆竜巻で乗用車が横転

10月12日午前8時10分ごろ、千葉県市原市の下野・永吉地区を竜巻とみられる突風が襲いました。

午前9時25分ごろ、横転した軽乗用車内の運転席に、意識不明状態の男性がいるのを消防隊が発見。

男性は50代とみられ、搬送先で死亡が確認されました。

◆住宅倒壊

同じ竜巻で、市原市永吉地区の住宅1棟が倒壊しました。

倒壊した住宅には、20~70歳代とみられる男女2人と、10歳未満の子供3人の計5人がケガをしました。

いずれも命に別条はありません。

◆大規模停電

10月12日午前10時20分現在、東京都と神奈川県で合わせて33100戸が停電しています。

内訳は、神奈川県相模原市緑区でおよそ14000戸、相模原市中央区でおよそ8300戸、東京都町田市でおよそ10800戸となっています。

◆土砂崩れ

10月12日午後4時半ごろ、群馬県富岡市で住宅6棟が巻き込まれる土砂崩れが起きました。

住人男女3人が巻き込まれ、うち男性1人を救助しましたが、死亡が確認されました。

残る2人は夫婦で、土砂に埋まっている可能性があり、捜索が続けられています。

◆橋が崩落

10月12日午後7時ごろ、長野県東御市の千曲川に架かる田中橋の一部が崩落し、車3台が転落しました。

車には計5人が乗っていましたが、全員救助され、命に別条はありません。

◆大規模停電②

10月12日午後9時の時点で、首都圏や静岡県など合わせて27万1400戸で停電しています。

このうち神奈川県では、横浜市、鎌倉市、横須賀市、三浦市、藤沢市、川崎市などで合わせて12万2300戸が停電。

千葉県では、南房総市、市原市、鴨川市、館山市、富津市、千葉市などで合わせて7万9600戸が停電。

静岡県では、伊東市、下田市、三島市、函南町などで合わせて4万4600戸が停電。

茨城県では1万1900戸、東京都では5700戸、山梨県では2900戸、群馬県では2400戸、栃木県では1900戸、埼玉県では100戸未満となっています。

◆ダムの緊急放流

関東甲信越の8つのダムで、ダムの決壊を防ぐために、緊急放流の実施や可能性が告知されています。

  1. 水沼ダム(茨城県北茨城市)12日午後8時50分から緊急放流実施
  2. 城山ダム(神奈川県相模原市)12日午後9時半から緊急放流実施
  3. 美和ダム(長野県伊那市)12日午後9時半から緊急放流実施
  4. 塩原ダム(栃木県那須塩原市)12日午後9時半から緊急放流実施
  5. 二瀬ダム(埼玉県秩父市)12日午後10時から緊急放流実施
  6. 川俣ダム(栃木県日光市)12日午後10時以降、緊急放流の可能性
  7. 川治ダム(栃木県日光市)13日午前0時以降、緊急放流の可能性
  8. 下久保ダム(埼玉県と群馬県の境)13日午前1時ごろから緊急放流の可能性

◆まとめ

今後、ダムの緊急放流により、下流の氾濫が予想されます。

緊急放流は夜間に集中しており、避難がスムーズに行われるかが心配です。

情報が入り次第、追記していきます。

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