日本人初の100m9秒台を達成した、陸上短距離の桐生祥秀(きりゅう・よしひで)選手。
今回は、そんな桐生選手の高校や大学などの学歴、身長・体重などについてご紹介します。
◆高校や大学などの学歴
桐生祥秀選手は、滋賀県彦根市の出身。
小学生時代はサッカーをしていましたが、
シュートを止める感覚が楽しかった
という理由でゴールキーパーを務めます。
足が活かせずにもったいないですが、GKとしても優秀で、彦根市の選抜チームに入っていたそうです。
彦根市立南中学校への進学を機に、陸上を始めた桐生選手。
陸上を始めたきっかけは、すでに競技者だった4歳年上の兄の影響でしたが、桐生選手が中学3年生の時には、タイムで兄を抜いてしまいました。
高校は、京都・洛南高校。
実家がある滋賀県彦根市から高校までは距離がありましたが、桐生選手は寮に入らずに実家から通います。
これは、高校時代の監督が、
父親が毎朝駅まで送ることや、母親の手作りの弁当を食べることによって、親への感謝を身につけさせたい
と考えたためです。
高校3年生の4月に出場した「織田記念」100m予選では、10秒01を記録。
これは当時で日本歴代2位・日本ジュニア新・日本高校新・日本国内の競技会での日本人最高のタイムでした。
大学は東洋大学に進学。
大学1年生の2015年3月28日に出場したアメリカの大会では、3.3メートルの追い風参考記録ながら9秒87を記録して優勝しています。
大学4年生の2017年9月9日に出場した大学選手権の100m男子決勝で、9秒98をマーク。
桐生選手と同じ東洋大学法学部4年の男性は、
同じ大学に通う者として誇らしい
と笑顔で話していました。
◆身長・体重は「でかい」?
桐生祥秀選手の身長は176㎝、体重は70㎏です。
サニブラウン選手の187cm、ケンブリッジ飛鳥選手は179cmであることを考えると、「でかい」というほどの体格ではないですね。
2016年8月のオリンピック後に早めにシーズンを終えて体を休めた桐生選手。
それからは室伏広治さんに指導を仰ぎ、ウエイトトレーニングや体幹トレーニングを見直して体力の強化に努めました。
じっくりと体をつくり直したことで、脂肪の量はそのままで体重が2キロ増えたそうなので、体重72kgになっていたのかもしれません。
この効果で、得意の中盤での爆発力に磨きがかかり、中盤以降の走りにスピードが増しています。
◆まとめ
桐生選手が9秒台を出すまでは、伊東浩司さんの10秒00が日本記録でした。
19年ぶりに記録を更新された伊東さんは、
『自分の記録より前にないものを目指すとき、真のアスリートとしての価値が問われる』
と話していました。
まさに、アスリートとしてはこれからが本番。
ボルトが引退した今、新しい短距離界のヒーローは日本から誕生しそうです(^o^)丿
コメント